さて　姑の家に向かう前　送り火をもやすオガラはあるのかと電話でたずねると

珍しくも　しおらしく　スーパーで買ってきてくれないかという馬鹿旦那の声

この男　お盆セットのおがらをあろうことか全部　迎え火で使ってしまったからである

いいよ　おかねは？

あとでやる

こいつは　立て替え分を　よこしたためしがない。

パンやで軽く腹ごしらえし　白い団子も探したが無いので酒まんじゅうを

一つ購入。丸いから最後の仏さまのお供えになるだろう。

が　オガラがない　どこを探してもないので入口のお線香コーナーを行ったり来たりしていたら　カートをたくさんも運ぶ　店長を発見。

この店長は　以前　自転車が知らない間にお金のかかるラックにいれられたんだけど。。と抗議した相手なので　顔は知っている。

あの～　送り火する木みたいのが　無いんですけど

ちょっと　まっててくださいね

暫くすると店長が　オガラの山ワゴンをセッテイング！

そうでしょう　今からみんな　炊くんだから

これがなければ　お盆は終わらない　仏が帰れないんだから。

ありがとうと言いながら１２０円で買い　ふた束入っていたので

一束は来年用。

やっと姑宅に到着　仏壇のお水を変えお線香をともす

早々　桃を下げてるので　仏様が帰ってから下げようよと提言。

燃やす皿も　探せないというのでこの間　カレー皿を拝借し

迎え火をしたが。

なぜかさらにてんこ盛りの　新聞を敷きその上に　てんこ盛りのオガラとうま　うし。

新聞紙から火をつけるが　なかなか燃え広がらない

多いんじゃない　新聞紙。そのうち風が吹く　あぶないよ

火事になる　引火する　新聞の余計な煙が立ち込め

向かいの新築の　ドアからノースリーブの奥さん登場。

はじめて見たが　こんにちは　というと向こうも会釈をする

ゲホゲホッせき込みながら　戻っていく

きっと煙が行ったんじゃないの。

なんだか　わるいな

余計な新聞いらないのよ！

その後どうにか　うま　うしも　燃え　近所に迷惑をかけながら

仏様は　あの世に戻って行ったのだと思います

やっと　燃えカスを始末し　なぜか　ゴミ袋にまとめたアル中

嫌な予感　車にゴミを入れて今日は　捨てないという

なにいってんの　車の中にいれないで　庭に置いてよ

ダメだ　押し問答でこちらが勝ち　アル中は　帰ってるからなと自転車でゴミをもち　置いてけぼり。

フン！

バス停に行くと　すぐバスがきて　家まで帰宅。

なぜか　アル中も　時を同じくして到着。

しかし鍵がなく　アル中は　鍵なんかなくしやがってと罵詈雑言。

家には無事はいれたけど

ゴミの件で。オカンムリのアル中である

外食するといいながら　一人分のパンを買ってきて食べ寝てしまいました

まあ　ナイスなタイミングで鍵がなくても　アル中と一緒にはいれたのは

もしかしたら　仏さまの　計らいだったのかも。。

仏壇から引き揚げた桃をいただきながらしみじみと考えました。。。

もちろん　鍵は　家に置きわすれてありましたよ