なんだかな~のブログ

 ヘビイスモーカーで チョッピリお馬鹿旦那と暮らす専業主婦 小遣い1万円で 日々どうすれば きたるべき老後に向かって有意義に暮らせるかと 思い悩む毎日です

知らんぷりの世の中で。

忘れられない出来事があった
電車の中で 赤ちゃんを抱いた若いお母さんが乗ってきた
他の老人に席を譲ろうとたった30ぐらいのお兄さんは 老人が次で降りるので言われると すぐ赤ん坊を抱いて乗ってきたお母さんへどうぞと促した 私も隣に座っていたので
良かったわねと声をかけた 若いお母さんは はにかみながらも安心して座ってくれた


こんなことはめったにない 忘れられない光景だ


昨夜 電車内で座っていた時 ドテッ鈍い大きな音が聞こえた 
かなり離れていたが床に目をやると 疲れたのか優先席でねむり 手から落としたのかピンク色のスマホが転がり落ちていた そばに学生風の人座っている 女性たち サラリーマンは誰も声をかけないしもちろん拾わない知らんぷりだ
かつて車内で集団ちかんにあった高校生の証言や 何年か前の 東海道新幹線で女性乗務員が暴行された事件を思い出した 誰も助けず知らないふりをし 女性乗務員は トイレに
泣き叫んでひきづられていったのに新幹線の乗客は誰一人として助けない 新聞を読んだままだったという
傍観者も 卑劣な加害者ではないか!!
激しい憤りは 今でも忘れられない。。


席から立って 歩いてスマホを拾いに行った そしてOLに声をかけた
「落としましたよ」
「はい スミマセン」
意識はあるのだがまだ起きない
仕方がないので彼女の手に渡した 液晶は無残なヒビがたくさん入っていた
大丈夫かしら しばらく元の席に戻れず 近くに立って見まもったが
降りる駅が近づいた
誰も気にかけない男性が大勢いる車内が 正直心配だった


勇気を出して大きな声で 周りに聞こえるように話しかけた
「スリに会いますよ どうか 気を付けてくださいね」
よほど駅員に言おうかと思い降りると OLも起きて下車したのだ


もう自分もあと何十年生きられるかわからない
日本は 助け合い 周りを気遣う時代ではなくなった
少しでも 孫の未来は 心ある世の中にならないかなあと願うばかりである