なんだかな~のブログ

 ヘビイスモーカーで チョッピリお馬鹿旦那と暮らす専業主婦 小遣い1万円で 日々どうすれば きたるべき老後に向かって有意義に暮らせるかと 思い悩む毎日です

よみがえった意識



終盤は ことのほか良い人たちに恵まれた。が 自分が探す本の目の前でも震災の展覧会を見ようとしていた方はほんの 一握りだと思う
じっくり資料に目を通し 被災地のあの日の出来事に言葉を選びながら
語りかけてくれた
当時 都内の小学生だった子は あの日 家の人が迎えに来てくれたこと 調理室からボヤが出て怖かったことを語ってくれた 会津に住んでいた子も お父さんの石川県の単身赴任先にひと月 避難した時のことを言葉少なに語ってくれた
男性の屈強なお客さんも 渋谷からずっと家まで歩いて 神社の前の炊き出しがとても
心強かったこと逆に お寺やコンビニの門が閉ざされ 非常にがっかりした思いをはなされていた
常連だという大学の社会学の先生が 何にもないときはやはり 絆だよ 知らない人同士の励ましで 乗り切れる ありがとう お礼を言われた。
現に 知らないお客さん同士 展覧会がきっかけで いつのまにかあの日の記憶へ意識が戻り 会話が生まれていた
日本人も捨てたものではない
火事が発生したらどこに逃げたらよいかわからないような都会の
コンクリートの密集地で
 6年たった今でも気持ちが かつて起きた震災や人に向いてくれたことに感謝します